女性の貧血の原因になりやすい鉄欠乏性貧血とは?

鉄欠乏性貧血

貧血は血液中の赤血球の数とヘモグロビンの濃度が低い状態を指しますが、その中で鉄不足で起こる貧血を鉄欠乏性貧血と言います。

 

血液中に存在する赤血球は酸素を運ぶ役割を果たしており、ヘモグロビンの酸素と結合する性質によって、酸素を運びます。
また、ヘモグロビンは体内の酸素濃度が高い場所では結合をしますが、酸素濃度が低い場所になると、酸素を解放し手放し体の隅々に酸素を届ける働きをしているのが基本です。

 

鉄欠乏性貧血は鉄不足によって起こる貧血

酸素と結合し、体に届けるためのヘモグロビンを作るためには、鉄が必要になります。この時に鉄が不足した状態が続くと、ヘモグロビンの合成が進まず、血中のヘモグロビンの濃度が低下し、酸素を運ぶ量が減り、酸欠状態になると言われています。

 

食事などで補う量が少ないといった理由以外にも

  • 胃や十二指腸などの潰瘍で出血をする
  • 女性の場合には月経による出血
  • 成長期の体の変化や妊娠に伴う体の鉄の需要と供給のバランスが乱れる
  • 胃や腸からの吸収がしにくい状況

といった理由によって、ヘモグロビンが失われ、体に貯蔵してある鉄も使用し、不足した状態が鉄欠乏性貧血に繋がります。

 

鉄欠乏性貧血の症状

鉄欠乏性貧血になると体の様々な箇所が酸欠状態によって、異常や違和感を感じるようになります。

 

鉄欠乏性貧血の症状例としては

  • 目まい・立ちくらみ
  • 体の倦怠感
  • 体を動かした時に動悸や息切れを起こす
  • 疲れやすくなる
  • 頭が重い、痛くなる

これらは鉄欠乏性貧血で感じやすい症状として知られていて、全て体に表れるというよりも、徐々に感じることが増え始める傾向にあります。
また、爪が割れやすくなったり、口の端や舌が荒れやすくなる、髪や肌にも影響が出る場合もあります。

 

鉄欠乏性貧血の治療と予防について

鉄欠乏性貧血の治療は、病院での血液検査で診断され、内服薬(鉄剤)で鉄を補い経過を観察します。
基本的には1〜2週間くらいで網状の赤血球が増加、3〜4週間ほどでヘモグロビンが増加し2〜4ヵ月ほどで、数値が正常に向かうと言われています。

 

鉄不足の生活を送っていると、診察から2カ月くらいはかかるということもあり、しっかりと継続して病院に通う必要もありますが、通っている途中で辞めてしまう方もいるため、慢性化しやすいとも言われています。

 

妊娠後期の妊婦さんも赤ちゃんへの栄養供給と出産に備えた血液量の増加が体内で起こり、血液中のヘモグロビンが減少しやすく貧血になりやすいため、検診時に鉄剤を処方されるケースもあります。

 

鉄欠乏性貧血を予防するには?

鉄欠乏性貧血を予防するには、まずバランスの取れた食事を心がける。これに尽きると言われることが多いです。
また食事の中でも動物性の鉄分ヘム鉄と植物性の鉄分非ヘム鉄があり、これらをバランス良く食事に取り入れる必要があります。

 

吸収率から見るとヘム鉄が良いとされていますが、あくまで他の栄養バランスを考慮しながら整った食生活が予防の面では一番重要です。

 

また、睡眠不足なども鉄分の吸収や赤血球の生産にも影響を与えるため、慢性的な貧血を感じている方は、生活習慣についても見直す必要があります。
バランスの良い食事と規則正しい生活というと当たり前に感じますが、続けるのが難しいことでもあります。

 

鉄分の補給の面では健康食品、サプリメントなども役立ちますので、食事が偏りやすいという方は貧血対策のサプリメントもチェックしてみてはいかがでしょう?

 

 

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